北川やすとし 兵庫県議会議員 六期

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活動リポート

2011.3.4

「少子高齢化問題」について、皆さんのお考えをお聞かせ下さい。

今回、私のFacebookページにディスカッションのコーナーを設けました。ここで、皆さんといくつかのテーマについて、コーヒーでも飲みながら語らうように、意見やアイデアを共有したいと思います。

最初にあげさせていただいたテーマは「少子高齢化問題」です。こちらのページです。

私どもが暮らすここ阪神地域では、2010年から2035年にかけて緩やかではありますが確実に人口が減っていくと予想されています。ちなみに、2010年の推計人口は175万人ですが2035年では160万人と見積もられています。これは兵庫県全体でも同じ傾向にあります。

少子高齢化するに従って、消費行動も活気を失うなど経済的な悪影響が懸念される中、家族の絆を強める政策のひとつととして「家族単位を大きく保つこと」を挙げている学者もおられます。具体的には、「近居の親子を一単位の家族とみなし、税制上の優遇措置をとるなど、家族単位が実質的に大きくなるような政策」を求めておられます。

この場合の「家族単位を大きく保つ」とは「三世代同居(近居)」を想定されているようですが、現代では住宅事情や人間関係などが原因で、この世帯の割合は全体の10%以下になっているのが現状です。もちろん、プライバシーが維持できない、生活のリズムが合わない、食事の好みも合わないなど、簡単に解決できない問題があることもまた事実です。

しかし、「三世代同居(近居)」が母親の育児疲れを和らげて児童虐待を抑制したり、子供の精神的成長を促したり、また一方で、高齢者が家族との快い繋がり感を持つことで認知能力の衰えを遅らせ、あるいは孤独死のような社会的孤立に陥るリスクを回避できるなど、そのメリットについてもあらためて議論が重ねられているようです。

また、社会保障や社会福祉政策に目を転じた場合、三世代同居世帯の多い福井県などでは介護保険の要介護認定率が目立って低く、介護給付費用を抑制するなど財政支出負担を軽減することに貢献しています。

ただし、核家族化が進み、共働きのライフスタイルが定着しつつある今、誰にでも「家族単位を大きく保つ」ことが可能ではありません。そうであるならば、家族だけでの子育てや介護という枠組みから離れて、地域でこれに代わる仕組み作りが喫緊の課題ではないか、また、個人単位から家族単位への税制改正が必要なのではないかと思うに至りました。

そこで、「少子高齢化問題」について、皆さんのご意見、アイデアをお聞かせいただければと思いテーマとさせていただきました。下記のぺージにディスカッションの場を設けておりますので、お気軽に返信欄にお書き下さい。

ディスカッションボード:「少子高齢化問題」について、皆さんのお考えをお聞かせ下さい。

どうぞよろしくお願い致します。

投稿者:北川 やすとし


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