北川やすとし 兵庫県議会議員 六期

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活動リポート

2021.8.18

第13回世界閉鎖性海域環境保全会議(エメックス13)と瀬戸内海の環境保全・再生の動きに関する勉強会

兵庫県庁3号館会議室にて、イギリスで9月6〜9日開催予定のエメックス13に関する情報提供、および世界の閉鎖性海域や瀬戸内海に関する勉強会が、(公財)国際エメックスセンターの副理事長である松田治広島大学名誉教授を迎え、県当局と一緒に開催されました。

今回はオンライン参加者も交え、松田副理事長の講演と当局の説明の後に質疑応答がありました。

世界の閉鎖性海域の状況と国際連携、日本の里海の考え方の国際展開、国連海洋法条約(UNCLOS)などによる沿岸国の管理義務において、自由に開かれた活用を意図しながらも自然への負荷が増したことを受け、海洋法の原則が自由から管理へと転換されました。しかしその後も、沿岸海域の開発による負荷、人口密度や有機物汚染度による海中の無酸素層の分布を拡大し依然として海洋生物の存続が危ぶまれています。

漁業も沿岸海域から沖合(より深い海)へと変わり、養殖業生産の急増と有用魚種資源の枯渇、さらに海洋の5大脅威と言われる「乱獲」「汚染」「生息地の破壊」「昇温」「酸性化」の進行と合わせて、地元甲子園浜清掃で目にするプラスチックゴミの地球規模の悪影響に、改めて持続可能な開発目標(SDGS)の14項目である「海の豊かさを守ろう」を想起しました。

海洋の保護、持続可能な利用への転換を国連海洋法条約の遂行によるトップダウンと、地域主導のボトムアップの取り組みを合わせて強力に進めて行く認識を新たにしました。

投稿者:北川 やすとし


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