91年前の今日、1923年(大正12年)9月1日11時58分32秒、関東大震災が発生しました。この時、東京市長であったのは、私の曽祖父永田秀次郎でした。
市長を退いた後、慰霊のために私費を投じてタイル約400枚で「関東震災殃死(おうし)者名簿」を製作し、高野山に保存いたしました。その再発見のことを報じた記事がこちらにありますので、よろしければ参照ください。
未曽有に学ぶ:語り継ぐ関東大震災 犠牲者名簿 1万年保存 90年の成果
折しも、今夏、各地で大雨による災害が発生しました。被災された皆さまには心からお見舞い申し上げます。災害の減災と未然防止、復興への取組みにつきましては、一地方議員として精一杯努めたいと思います。
ちなみに永田は、平和の祭典東京オリンピック招致に尽力しましたが、これは幻となりました。そして、戦争へと傾斜していく中、当時の貴族院(現在参議院議員といわれています)の爵位にありながら反戦と平和を訴え、その後戦地に送られてマラリアで死去しました。こうした生き様を見るに、いま、私が取り調べの全可視化の実現に向けて活動するところは、やはりDNAかと思わずにはいられません。
曽祖父に思いをいたす今日、冤罪撲滅に向け決意新たに活動して行きたいと思いました。