過日、今年も無病息災を願う「夏越の大払い」神事に参加して参りました。
今年の折り返しを迎えるにあたって、昨年年末に掲げている冤罪防止のための取調べの可視化に向けて、過去の教訓を活かして実現するよう祈りを込めて、萱で作られた茅の輪をくぐりました。
おりもおり、この7月1日に、私が祈っていた内容そのままに、法務省の法制審議会特別部会でも取調べの可視化について審議され、新聞各紙にも取り上げられましたが、未だに司法はこの問題に対して真正面から向き合う気がないようです。
いま、集団的自衛権について国民は大きな関心を寄せ、それに合わせてメディアの報道も白熱していますが、異常とも言える取調官の裁量が今もって重視され、その結果何の罪もない国民が苦しめられる冤罪事件の実態について、なぜメディアはもっと取り上げて国民に真実を伝えようとしないのか、正直、理解に苦しみます。