4月5日(土)11時より 西宮市船坂にて、私がこの14年顧問を務める「一般社団法人 兵庫県猟友会西宮支部」の有害駆除班結成式が開催されました。
桜が咲きほころぶ暖かい日が続いたあと、急に花冷えとなった肌寒い日でしたが、参集された猟友会のメンバーからは、猪その他の獣害から私たち市民を守るという熱い思いが伝わってくる結成式でした。
たびたび新聞等で報道されているように人への被害が市街地へと拡大している今日、顧問の立場としては、猟友会メンバーの活動がより円滑に行われ、また一方で市民にもその活動をもっとよく認知いただくような取り組みが必要と感じでおります。
例えば、市街地で罠を仕掛けたり猟銃を持っての活動は私も差し控えるべきと思いますが、時速40km以上のスピードで突進してくる猪はスクーターにも例えられ、メンバーの安全を考慮すれば、以前から槍を使用して駆除が必要と主張する猟友会の主張もよく分かります。猟銃の使用や管理と合わせて、駆除活動における警察の立ち会いによる法の緩和、あるいは時代に合わせた法整備が必要と痛感しております。
今後、この駆除班の活動が本格化するのと併せて、動物と人間との距離を守りつついかに環境の整備を進めるか、例えば無闇に餌を与えてその距離感を壊してしまわないよう、我々の意識もあらたにするべきと考えます。