北川やすとし 兵庫県議会議員 六期

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活動リポート

2011.1.14

高階恵美子先生に地域における看護について伺いました。

去る1月9日(日)、参議院議員高階恵美子先生とお話しする機会がありましたので、その一部をお伝えします。

北川:
高齢化社会・少子化問題がますます深刻化する日本ですが、私の周辺でもお世話になった方々がどんどんお年を召していくのを見るに付け、病院や介護施設にとどまらない地域や家庭に根ざした看護の必要性を感じています。その点について、高階先生のお考えはいかがでしょうか。

高階議員:
全国で働いている看護職は現在140万人ですが、人口構成の変化を考えますと、これから生まれる子供の数はどんどん減るわけですから、今以上に新たな看護職を増やしていこうというのは現実的ではありません。

しかしその一方で、亡くなる方の数は20年後に今の1.5倍に増えるとか、あるいは長期の療養を必要とする方が増えるとか、身近なところで子育ての相談相手になってくれる人、親になるための相談相手になってくれる人が必要だ、という点では、幅広く保育や看護の担い手を増やしていかなければいけない、というのが今の私たちの置かれている状況です。

ところが、今の働き手たちが活動している現場の処遇は、必ずしも働きやすい環境ではありません。そして、持てる能力を十分発揮できるような労働環境にあるかといいますと、それもまた「ウ~ム」と思わざるを得ない状況にあります。

限られた人員で、住民のニーズに対応できるサービスを提供していくためには、今ある制度では足りないところがあります。また使い勝手が悪いところも沢山あります。このことについては国会でも質問させていただいているところですが、その必要性は誰もが認めるところですので、今後は現状をどう変えてどういう形で広めていくのか、広く多くの方々からご意見をいただいて、課題を解決していく取り組みが非常に大切です。

社会保障は、国民の生存権の公の基盤ですから、これをどのように作り上げていくのか、今を生きていく私たちの共通の課題です。そして、看護の問題は看護職だけの問題という考え方ではなく、広く今を生きていくすべての国民にとって共通の財産づくりであり、共通の解決なんだと考えていただけるようになればと願っています。これからは、その仲間を増やしていくことができる運動を各地で展開していきたいと思っています。

北川:
私も、看護職にある方々の地位向上はもちろん、実情に応じた労働環境の整備など、地域からの支援が必要と考えています。

高階議員:
実は10月の後半に女性局の局長代理の仕事をしてはどうか、というお話をいただきました。

選挙の時には「女性が立ち上がります」「若者の情熱を活かします」と申し上げてきましたし、「先輩方のお知恵をしっかりいただだくのです」とも申し上げてきました。いま、女性局の仕事をさせていただくようになってから、「これまでは、バランスが良くなかったのだな」ということをいっそう感じるようになりました。地域の眠れる女性力を知る機会も増えています。

地域で、また家庭で、男性と女性がともに手を携えて、家族を育んでいます。両方の視点でしっかりと感じたことを、互いに意見を出し合って仕事をしていくことが重要と思いますので、全国のあらゆる地域で、ひとりひとりのご意見をお聞きしながら、ともに行動できるように頑張って参りますので、どうぞ宜しくお願いします。

北川:
私どもも地域からサポート差し上げたいと思います。本日はどうも有難うございました。

投稿者:北川 やすとし


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