北川やすとし 兵庫県議会議員 六期

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活動リポート

2023.11.1

総務常任委員会管外調査

総務常任委員会管外調査として、10月30日より千歳市の「公立千歳科学技術大学地域連携センター」に参りました。

白老郡のウポポイ民族共生象徴空間の「国立アイヌ民族博物館」、石狩市の「石狩市水素戦略構想」の水素サプライチェーンの取組み、札幌市では経済産業省北海道経済産業局による産学官の機関からなるスポーツ産業企業、地方自治体との連携の推進組織「SPOPLA北海道」、同じく札幌市のスポーツ局によるプロスポーツチームと連携協力して街づくりを進める「プロスポネットSAPPORO」と、全国初の「通年型カーリング専用施設(公共施設)」。これら6箇所を視察しました。

公立千歳科学技術大学では、教育の成果を地域に普及還元することを目的として、大学公立化とともに地域連携センターが新設。道内の工業高等専門学校の生徒を対象としたカリキュラムが充実する理工系専門大学は、理工学分野の研究を通して人材と知恵を社会に提供し、北海道の理系の充実に繋がり、各専門分野の知見を活かした更なる研究、半導体等の先端技術分野の就職、誘致に繋がる事を期待します。

令和2年7に開館した国立アイヌ民族博物館では、アイヌ民族を先住民族として明記し、支援法と施策推進法が可決され、貴重なアイヌ文化の復興創造等の拠点として尊厳を尊重し、多様で豊かな文化を持つ社会を築く象徴として、強く感じるものがありました。

石狩市では国の水素社会実現に向けた政策、石狩市水素戦略構想を策定して取り組みを進めています。石狩湾新港の沖合で洋上風力発電施設による発電の余剰電力を活用して水素製造に取組むとともに、商業施設・工業施設での活用を見通した水素サプライチェーン構築の地域として発展が期待されます。

SPOPLA北海道とプロスポネットSAPPORO、通年型カーリング専用施設では、スポーツ産業を成長戦略として2025年には15兆円に拡大するという目標が政府によって掲げられ、周辺産業との連携で新市場拡大への取り組みの一環となります。

SPOPLA北海道は経済産業省他関係機関を通して、スポーツ産業と企業、地方自治体と連携して機運の醸成、マッチング支援などを行っています。またプロスポネットSAPPOROでは、地元のプロスポーツチームと連携した街づくりを進め、各チームの広報、認知度を上げファンになってもらうといった取り組みは元より、スポーツを通じた街づくりという共通目標の実現に取り組まれています。

さらに全国初の公共による通年型カーリング専用施設では、国際大会や各種大会を行う一方、初心者でも気軽に参加できる教室を開催し、競技力の向上と普及促進に取組まれています。スポーツ産業の成長と市場拡大は子供はもちろん、大人も各目標をもって、競技に参画すると同時にそれを支える周辺産業と指導者、なによりも楽しく参加できる取り組みを裾野の拡大と観戦する文化の醸成として認識を新たにしました。

投稿者:北川 やすとし


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