北川やすとし 兵庫県議会議員 五期

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活動リポート

2020.12.30

年の瀬のご挨拶を申し上げます

今年も残すところあとわずかとなりましたが、今年は特に記憶にも記録にも残る一年であったのではないでしょうか。

新型コロナウィルス(COVID19)により7月に予定されていた東京オリンピック・パラリンピックが延期、経済状況も悪化し、世界中で多くの方がお亡くなりになるなど、経済破綻や医療崩壊といった私たち人の心を疲弊させる複合災害になりました。

メディアを通じてみると、今年の1月9日に中国政府がコロナを公表し、地域封鎖をして春にはかなり抑え込みに成功している様子がうかがえ、また、WHOも抑え込みの成功を称える報道がありましたが、他国での感染拡大は止まることなく、結果的に正しい情報の公開、共有の重要性を感じる事例となりました。

その抑え込みにおいては、人の移動を抑制することが有効手段であると思われますが、経済や教育などには人との交流が必要不可欠であり、サプライチェーンの見直し、オンラインの導入、遠隔地に対応可能な医療といったテクノロジーの活用など、コロナ禍で見えてきた新しい構造改革が急務と考えます

また、今年も残念ながらここ数年と同様自然災害が日本を襲い、7月の豪雨によって九州をはじめ日本各地で災害が発生しました。特に熊本県の状況は皆様も記憶にあるかと思います。昨年長野県の豪雨災害ボランティアのときのように、7月豪雨の災害ボランティアに参加したかったのですが、新型コロナウィルスの影響で参加を見合わせざるを得ませんでした。

そして、神戸のクリスタルタワーでは、コロナ禍で支援を行う上でのボランティア課題を学ぶ『災害救援ボランティア連携訓練』がオンラインを併用して開催されました。正しく恐れ、正しく対処することで新しい連携の在り方が立案されます。私も今後参加していきたいと思います。

さらに令和7年度までの5か年に、風水害や大規模地震への対策として進められる概ね15兆円規模の国の施策の中で、兵庫県も確実に対策を進められるよう、地元の武庫川をはじめとした都市河川の流域治水や持続可能な地域環境をふまえ、環境対策を併用した政策を学びこれからも発言してまいります。

また、冤罪撲滅に関しては、検事で東京地検特捜部副部長等の経験の後、衆議院議員として政治活動の中で冤罪防止に取り組まれたご経験のある若狭勝弁護士とオンライン対談を行いました。

これまで対談と同様、冤罪は確実に存在しその防止には警察の取り調べ段階からの可視化が必要不可欠であると認識を新たにしました。日本の精密司法と言われるイメージと現実が著しく乖離しており、それが我が身のこととして関心を持ちにくい空気を醸成しているためなのかもしれません。

以前お姉様と対談したことがある袴田事件については、12月22日に最高裁から高裁へ審理差し戻しとなった新聞報道がありましたが、政治資金規正法違反(虚偽記載)や元検事長のかけ麻雀問題といった事案と比較して反応が薄いように感じ、司法とそれ以外の事件の関心度合の温度差を不可思議に感じています。

いずれにせよ、冤罪が犯罪であるということに変わりがないことを確信し、冤罪被害者をなくすべく可視化の推進をはじめとした取り組みにこれからも尽力していきたいと思います。

毎年、私のライフワークになりつつある杉原千畝氏の足跡をたどっておりましたが、今年は新型コロナウィルスの影響もあって遠出を控え、兵庫県庁近隣にある当時の「神戸ユダヤ共同体」があった石垣を訪問しました。

この石垣は戦火をくぐりぬけ当時のままの姿で今も健在であり、命のビザで救われたユダヤ難民の多くの方が身を寄せたことを今日に伝える場所です。カウナスの日本領事館や敦賀港にも伺ったことはありますが、身近にもその足跡をたどることができ、感慨を深くしました。

さて、来年は阪神淡路大震災から26年が経過しますが、兵庫県ではボランティア制度の充実や兵庫県住宅再建共済制度(フェニックス共済)など、震災を機に災害に対する取り組みを推進します。

また兵庫県は国の指針に則り、武力攻撃事態等から県民を保護するため、これまでの経験・教訓を活かして県民の命・財産を守り、また、自由と権利を尊重しつつ有事における県民の安心安全を確立するため、平成30年に国民保護計画を更新しました。

ただし、私たちを守る法制度が複数ありますがコロナ禍には適用が難しいのが現状です。被災者を支援する現行法制は法律ごとにその内容や所管する官公庁も分かれ、災害毎に法改正が行われながらも、柔軟に対応出来ていないのが現状です。今までに施行された法制度をさらに柔軟に適用することが出来れば、速やかな対応や災害法制の適用枠を広げることにも繋がると思います。

震災で培われた個々のケースに応じた災害ケースマネジメント・被災者総合支援法案を軸に、雇用や生活再建に対応した活用法を模索していく必要性を感じており、今後の災害等に対し迅速な対策・支援に繋がる施策を目指し発言をしていきたいと思います。

毎年参加していました近畿6府県議員交流フォーラムは開催中止となりましたが、都道府県議会議員研究交流大会はオンライン開催となり、新たな交流スタイルを体験しました。今後はリアルとオンラインを併用した新たなスタイルが推進されていくと考えています。

また、今年も皆様からいただいた陳情要望に応えるべく活動を継続してきました。地域活動では、ソーシャルディスタンスを保ちながらSDGsを意識した身近な清掃活動奉仕や、伝統文化である年末の注連縄つくりにも参加しました。


現在、新型コロナウィルスの第3波が勢いを増す中、医療従事者の皆様の対応に心から敬意と感謝を申し上げる次第です。GOTO事業も停止し、さまざまなところで大きな負担が強いられている中ではありますが、諸外国で始まったワクチン接種の成果を期待し、一日も早く平穏な日常が戻ることを願うばかりであります。

皆様にとりまして来る年が良い一年になりますよう。
どうか良いお年をお迎えください。

投稿者:北川 やすとし


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