北川やすとし 兵庫県議会議員 六期

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活動リポート

2020.9.25

第351回定例県議会

第351回定例県議会が9月23日に開会しました。新型コロナウイルス感染症対策を中心に、令和2年度9月補正予算案、令和元年度決算案等の議案49件が上程されました。

今年度の県税収入は新型コロナによる景気悪化で、当初見込みより1,000億円超の減少が予想されるため、来年度は現在の財政フレーム見込みから約2,000億円の減少となる可能性があります。そこで、十分な地方財政措置を国に訴え、特に留保財源の大幅な減少に対応した特例地方債の創設を求めていきます。併せて、財政フレームや事務事業の見直し、行政サービスのあり方を再考し、行財政全般で必要な対策を徹底していきます。

今回の補正予算案は、厳しい経済・雇用情勢に鑑み、県内の需要増加と消費意欲の喚起、雇用環境の改善を回復させるため約1,900億円規模の予算を編成しています。これは今年度6回目の補正予算で、総額が7,000億円超となります。

季節性インフルエンザの流行への対策としては、地域の身近な医療機関に発熱等診療・検査医療機関(仮称)を250カ所設置し、発熱患者が近くの医療機関で相談・受診・検査ができる体制を整備します。また、家族の介護を受ける在宅高齢者・障害者については、新型コロナの陽性となった場合の一時的な受け入れ施設として、敷地内の独立した建物で短期入所サービスを提供する仕組みを整えます。

なお、地域経済の活性化では、中小企業の資金繰り支援の融資枠の総額を3,000億円引き上げ、無利子・無保証料の利子補給も増額します。この他、教育現場で今後見込まれる情報通信ネットワークの利用増対策等を盛り込んでいます。

(※写真提供:兵庫ジャーナル社)

投稿者:北川 やすとし


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