兵庫県腎友会からご案内いただき、本日、神戸メリケンパークオリエンタルホテルにて開催されました、災害時医療支援船検証と航海訓練についての講演を拝聴いたしました。災害時に医療を必要とする難病患者・透析患者に対する災害時の医療支援のあり方について、認識を新たにしました。
阪神淡路大震災や東日本大震災の時にも問題となっていましたが、難病・透析患者に一刻も早い治療支援が必要でありながら、陸路を通してではなかなかたどり着けないという実態があります。そういう場合、海を活用して、通常の医療体制が整う地域に搬送するのは、確かに有効です。
医療が全て整った病院船を建造・維持するよりは、被災していない地域により早く多くの方を搬送する手段のひとつとして、支援船を大いに活用していくべきと思いました。
関東大震災の時には、外国航路の船が通信や被災者の受入官公庁の代わりを果たすなど、災害時に活躍したこともはじめて知りました。
被災地から船のある場所までの搬送も考えなければなりませんが、空と陸だけでなく渋滞のない海路を島国日本はもっと活用するべきと思います。