※写真提供:(株)兵庫ジャーナル社
既にスタッフ日誌でアップされておりますが、20年の節目を迎える1.17の各式典、行事に参加して参りました。
阪神淡路大震災から20年
1.17ひょうごメモリアルウォーク2015
その前日の16日は、天皇陛下のお出迎えに参列させて頂き、当日は兵庫県公館での追悼式典に参列して献花いたしました。
西宮の犠牲者追悼式も参列し、震災時の事を思い出し現在の復興、生きている事への感謝に思いを馳せました。
今回、震災20年という節目でもあり、各地の行事はもちろんのこと、加えて仁川百合野町の記念館リニューアルオープンもあり、通年より更に力の入っている感がありました。
震災を風化させてはいけないという言葉は勿論、次の災害に対する備えという意味として重要なメッセージであるのは言を待ちませんが、親族や知人が亡くなった方や、仮設住宅での生活を余儀なくされた方の中には、辛い記憶は少しでも早く風化させ、今を生きる方も多くいらっしゃいます。
建物や道路などのインフラにおいては復旧復興を果たせている箇所もありますが、失った人命はもうどうしても取り戻せません。そうした人々の気持ちを癒やすケアが、今後また災害が発生した際にいかに迅速に行えるか。
そして、災害で分断されたコミュ二ティーが、新しい生活環境で、特に高齢者世帯においてまた再び根付いているか。
コミュ二ティーも世代によってその関わり方に差があり、年代に合わせた取り組みが必要で、一律ではなかなか対応しきれません。
目に見える復旧・復興だけではなく、目に見えない部分への対策をも、今後、継続して取り組んでいくことを、あらためて心に誓いました。