【スタッフ日誌】
事務所スタッフの清水です。6月14日、兵庫県立美術館にて、「東京・ソウル・台北・長春ー官展にみる近代美術」の開会式に列席してまいりました。
本展は、20世紀前半の東アジアの近代美術を、官設の公募美術展(官展)という切り口から考える初めての展覧会です。韓国や台湾の研究者・学芸員との共同企画であり、各地の所蔵者様の惜しみないご助言、ご理解とご協力により実現しました。
日本、韓国、台湾、中国東北部(満州)という地域をカバーした作品が約130点。絵画、書、彫刻、工芸から、共通する部分とオリジナリティ、それぞれの『近代』が浮かび上がります。
近隣の国々の政治情勢が揺れる昨今、美術を通じて互いの国を理解することで友好の架け橋とし、引いては世界平和へと繋がることを感じさせる特別な作品展でした。
この展示会は7月21日まで開催されております。ぜひ、皆さんもお運びください。