改選後の新議会で初の本格議論となる第363回定例県議会が7日開会しました。19日閉会予定です。

物価上昇で負担が増す家計への応援策を盛り込み、補正予算議案11件が上程されました。

今年度の一般会計に国の補正予算を活用し、緊急対策として164.1億円を上乗せ、新型コロナの5類移行に伴い、医療ひっ迫時に必要な高齢者施設への支援体制も整え、新たなフェーズの体制構築も目指します。

補正予算では、スマホアプリ「はばタンＰａｙ＋（プラス）」のデジタル券にプレミアム付与して家計を応援するキャンペーンの他、国支援の対象外となるＬＰガスを利用する世帯に、1契約あたり総額3700円を値引きする、料金軽減措置が盛り込まれました。

また、子ども食堂を運営する団体への補助、光熱費の高騰で利用者負担の増額が懸念される認定こども園等、社会福祉施設、私立学校に一時支援金を手当てする方向で進めます。

新型コロナ対応では、下水を分析して感染動向を調査する実証実験を武庫川と加古川下流の２カ所で実施、SNS上のつぶやきをAIで分析し、感染拡大の前兆把握に努める分析手法も試みます。

写真提供：（株）兵庫ジャーナル社