事務所スタッフの清水です。
昨日、ひょうご政治大学院で受講してまいりました。演題は「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP) について」、講師は林芳正農林水産大臣でした。
現職の農林水産大臣の生の声など、なかなか聞けませんし、TPPについては新聞、ニュース等で目にしない日はありませんが、さりとて分かりにくく、少しでも勉強できればと思い参加してまいりました。
TPPとは、太平洋を巡る国々による経済の自由化を目的とする多角的な経済連携協定のことです。たしかに関税撤廃により貿易の自由化が進めば、日本製品の輸出増につながります。そして、各種貿易障害の撤廃が実現すれば、企業のグローバル化が加速し、GDPの大幅な増加がもたらされるかもしれません。
ただ問題なのは、農業部門のほかに知的財産、医療、投資等の分野において、各国の利害関係が複雑に絡み合うケースも多いことを、改めてわかりやすく解説していただきました。
「TPPは日本にとって劇薬ではあるが、参加国にのみこまれないよう、積極的に攻勢に出るよう努めねばならない」と締めくくられた言葉に、現職のリーダーのオーラを感じずにはいられませんでした。