北川やすとし 兵庫県議会議員 六期

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活動リポート

2025.1.30

建設常任委員会管内調査

本日は、所属建設常任委員会で二日間に亘る東播淡路の管内調査の初日でした。

最初は道路改良事業で、主要洲本五色線 鮎原吉田地区を見学。淡路島の中央部に位置し、洲本市と淡路島中央SICを経て旧五色町を結ぶ主要幹線道路です。曲線半径が狭小で連続し、普通車のすれ違いはもとより大型車の通行は特に困難。線形の改良を行い、円滑な交通確保と緊急輸送としての機能強化を図ります。

次に淡路島南部の阿万地区の津波防災インフラ整備事業の一環、本庄下川水門を見学。地震による津波、高潮対策の河川事業として水門を整備しています。安政時代に発生したレベル1津波には浸水被害を解消し、レベル2津波では越流するも4割縮減が見込まれ、浸水被害の大幅な縮減に効果を発揮します。

次に淡路県民局では管内の事業概要を確認し、続いて地元建設事業者の皆様と意見交換し、今年度の委員会テーマである、ICT・DXの取組みの事例と課題を中心に以下の事項について懇談しました。

・昨年10月以降のリモートの取入れが基本となる中、ICT等に関する技術者の不足と育成。
・機器のハードは勿論、サブスクリプション、ソフトの利用料負担や更新維持。
・デジタル化は、確認や書類等で時間短縮を図れるも費用負担を価格に反映。
・大手を始めとする、対応可能業者以外のデジタル化育成を目途にした価格、人材育成等。

以上の事業者支援策の諸課題を認識しました。

最後は、県企業庁が82,86%の12,5億円を出資する淡路夢舞台でした。世界規模のウエスティングループからグランドニッコー淡路へと経営変更し、経営状況は決して芳しくはないですが、地元地域の活性化を目途に収益だけでない指針を立てています。

神戸空港国際化、大阪関西万博を機に、更なる宿泊者や会議場の利用増加による増収増益を図りつつ、淡路島の魅力を大いに発揮、発信して活性化に繋がる事を願います。

投稿者:北川 やすとし


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