29日(火)から31日(木)の三日間、所属の建設常任委員会で静岡・山梨の企業、行政、団体を主にICTをテーマに見学しました。
初日、株式会社内田建設ではICT/DXの完成形として、各社に合ったデジタル化への変革を、活用してきたロールモデルを例に説明いただきました。
ICTの課題といわれる測量、設計、施工、検査のサイクルを包括使用で3D使用頻度のメリットを出し、情報の集約、可視化。携帯電話のアプリからドローン等の廉価機器を現場に合わせて使用し、手間、協議を効率化し既存のオープンデータを活用しながら、重機の操作にも活用する取り組みは、平時だけでなく災害時の迅速な対応に繋がります。
働き方改革を含め、行政の補助金活用、オープンデータ化の必要性を強く認識します。
午後からは、富士市より指定管理者として認可を受け管理運営されている道の駅富士川楽座を見学しました。リピーター対策として新しい企画を発信し、プラネタリウム他科学施設を併設するなど、老若男女が楽しめる取組みは、兵庫県内の道の駅まほろばを思い出し、道と人の交流を生み出す場づくりを認識しました。
翌日は、山梨県議会のリニアやまなしビジョン、関東地方整備局甲府川国道事務所のICT全面活用による現場導入の取組み、合同会社まちづくり甲府の中心市街活性化について、山梨県立リニア見学センターのリニア中央新幹線について見学しました。
全ての資料にリニア中央新幹線付記があり、関東圏、東京との接続による交流・定住人口増加に向けた取組みが見出せ、リニア開通、甲府駅の完成に向けた街づくりと各工事の効率化にICT活用による各工程のスケールメリット頻度拡大、情報の共有化と公開、管理の在り方から将来の街づくりを、官民、産学官一体となってどのような支援が必要か、地域住民、行政で進める共通認識を強く感じました。
最終日は、職業訓練法人全国建設産業教育訓練協会 富士教育訓練センターを見学。土木、建築、内装等実地に合わせ、既に勤めている方を対象に技術や安全等意識向上を図っておられます。
建設の原点であるものづくり・ひとづくりを念頭に、共同で訓練を行いICTによるDX化の推進、効率化が図られる中、現場での実務、判断をしっかり身につける訓練は、安全意識、更なる現場効率化への判断に繋がると認識しました。
ここで経験を積まれた方々の更なる活躍とセンターを、霊峰富士山が見守っている様な気持ちになりました。