本日、近畿農政局兵庫県拠点地方参事官の阿部健治氏を講師に迎え、「日本の食をめぐる現状と課題、今後の展開方向」と題して、自由民主党西宮市第二支部主催の勉強会を開催しました。
日本の食料自給率、輸入状況と世界の食料自給動向、国内の生産基盤の状況に詳しく触れながら、今後の展開としての食料・農業・農村基本法の改正や、食料供給困難事態対策法へと話を展開。
今年の5月末に農業基本法が25年ぶりに改正され、定義は良質な食料を合理的な価格で安定的に供給し、国民がこれを入手できる状態とし、資材の確保や合理的な費用を考慮し価格転嫁をしながら生産から消費まで適正な取引の推進と、法制化に向けた検討が続けられています。
食料価格が上がったと耳にすることが多くなり、これも各段階のコストの構造を価格に反映できるよう、対応しつつ平時から緊急時に備え、食料確保に対応する安定供給の体制は、大事な基盤であり評価が求められます。
ご参加いただいた皆様は熱心に聞き入られ、講演後の質問もあり、大変有意義な会となりました。今日の内容を基に議会で食料供給の観点から見た、高齢者が買い物しやすい仕組みづくりなど、高齢化社会に対応した食の街づくりについて、これからも発言をしていきたいと思います。