昨日は、私の出身校である甲南大学の同窓組織、大阪甲南会の12月例会に参加させていただきました。
(甲南大学は各地に甲南会が存在し、会合を持ってビジネスの情報を交換したり、親睦を深めたりしています。)
大阪甲南会の会長は、小林製薬株式会社の小林社長です。小林社長はとても気さくでお優しい方です。
第一部では田中宰氏が、「経営の道・人の道」という演題で講演してくださいました。
田中宰氏は、松下電器産業株式会社の代表取締役副社長を務められた後、阪神高速道路株式会社代表取締役会長・CEOを務められた方です。ご講演の中でも、とりわけ阪神高速道路株式会社でのご経験は他では聞くことはできない、非常に貴重なものでした。
従来、「お客様」ではなく「利用者」という概念のみが蔓延り、利益を生むという発想も皆無だったのを研修制度などを設けて意識改革し、初めて企業として納税したのには、計り知れないご苦労があったと思われます。
また、要職幹部の交代を断行する一方で、若い人材とも酒を酌み交わしながら腹を割って話をして企業の「見える化」を推し進めるなど、その素晴らしい実行力と信念は、私も大いに学ぶべきところと感銘を受けました。
ちなみに、松下電器産業株式会社時代の松下幸之助氏のエピソードは、ユーモアを交えながら語っていただき、楽しく拝聴しました。
今回田中氏からは、「政治にも経営が必要」とご教授いただきました。このメッセージを強く心に刻み、市民、国民のために更に邁進していく所存です。