兵庫県議会議員 四期北川やすとし

2015年12月31日

年末のご挨拶を申し上げます。

今年も残すところあと数時間となりましたが、皆様にとりましてはどの様な一年でありましたでしょうか。

今年は、4月に私も立候補した統一選挙があり、四年前の件を踏まえての選挙だけに心中に期するものがありましたが、それでも多くの皆様のお力添えをいただき5度目の当選、県議会に送り出していただいた事は本当に感謝申し上げます。支持者の方から亡母への思いを込めての励ましの言葉をいただき、なんとか気持的にも乗り越えた統一選挙でありました。

これでまた私のライフワークの一つとなっております「冤罪撲滅」にも力を入れて取り組んでいきたいと決意を新たにしております。

今年は初めに元検察で厚労省の村木さんの一件や岐阜の美濃加茂市長の一件の他、多くの司法の不備を正す郷原信郎弁護士、鹿児島志布志県議会議員の一件で無罪の判決が出ると同時に異常な取り調べ等の司法に対する問題提起を告訴をされた野平康博弁護士、その志布志事件を科学的に追及、冤罪撲滅に取り組む立命館大学の稲葉光行教授といった方々にお会いし、それぞれ冤罪の仕組みと撲滅に向けての意見交換できた事は大変有意義でした。

全員に共通しているのは、たとえば政務活動費の時のように正しい方向に持っていこうとする報道とは逆に、司法が絡んだ時の報道姿勢には、むしろ真実が捻じ曲げられる感触を各先生方とも持っているということであり、私自身もこの8月政調会の時にメディアから取材を受けた時に感じたことです。

先日日刊紙でも報道されました、兵庫県警の70人からの報告書名義借りや捜査費不正受給によって警官が不起訴処分となるなど、司法は司法に対し大変甘く、またその報道も記事の大きさは小さく、ネット上からも非常に早くその記事が消えると感じるのは気のせいでしょうか。

いずれにしましても、この冤罪問題に取り組みはじめて以来、冤罪に遭われた方や現場で取り組まれている弁護士のお考えを通じて思いますのは、今日の司法の異常性、司法の司法に対する甘さ、司法と報道の関係性を詳らかにし、真相を究明した上での冤罪被害者の名誉回復を含めた冤罪防止への取り組みをもっと国民に喚起すべきではないかということです。

憲法改正や安全保障、集団的自衛権、諸外国からのテロ行為に対する日本の防衛等々にこれだけ熱心でありながら、一方で、海外の司法関係者からも是正を求める声があがっている、いわゆる郷原弁護士が「国内のテロ」とおっしゃるところのこうした戦前から続く司法の問題に、我々国民の関心があまり集まらないようにする風潮があるように感じます。

私は県議会議員という立場で、あるいは皆様には理解しにくい部分もあるかとは存じますが、何とかして今の日本の司法が国際司法に通用するレベルに達するよう問題提起し、冤罪撲滅に向けて微力ながら私なりに活動を続けて参る所存です。

さて、今年は自然災害が日本のみならず諸外国でも猛威を振るいましたが、昨日COP21の議定書が決したように、今後は地球温暖化への取組みをさらに確実に遂行していかなければなりません。その取り組みを新しいビジネスの機会ととらえ、兵庫県でもすでに進められている木材の利活用によるバイオマス発電や、建築、植林等の取組み、エメックス(閉鎖性回帰の環境の保全・創造)の取組みといった自然との共生のビジネスが、温暖化対策だけではなく、日本の新しい技術と産業、雇用を生み出し、世界と共に取り組んでいくかたちとなるよう期待しております。

今年も例年通りお餅つきや注連縄づくりといった日本の伝統文化にふれ、年の瀬を迎えます。日本の伝統文化、日出づる國としての誇りが遍く国内外に浸透していくことを願っております。

皆様にとりまして来年が良い一年になりますよう、どうか良いお年をお迎えください。


投稿者:北川 やすとし

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